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【写真提供】宇宙航空研究開発機構(JAXA)
『ガイナ』とは、JAXA(日本宇宙航空研究開発機構)が研究開発するにあたり取得した特許等の知的財産を民間に移転(スピンオフ)する促進活動に則り、2005年6月に提供された「ロケットにおける断熱材技術」を用いて開発された一般向けの機能性塗料です。
ロケットが打ち上げられる際、先端周辺の空気は断熱圧縮により高温となります。その先端部分には衛星が収められていますが、高温になると不調となる恐れがあるため、JAXAは外部の高温を内部に伝えない特別な塗料を開発して先端部分に塗装しました。
ガイナにはこの技術のノウハウが応用されています。

翌年にはライセンス契約を結び、2006年3月より販売を開始し、2008年6月にはJCP(JAXA Cosmode Project)ロゴマークをJAXAより付与されました(付与商品第1号)。

※H-Uなどのロケットにガイナが塗られているわけではございません。
『JAXA COSMODE PROJECT』は、日本の宇宙開発から生まれた最先端のアイディアをより多くの人の日常に届けるために発足された「プロダクト開発プロジェクト」です。
・ガイナは「JAXA COSMODE PROJECT」ブランド登録商品です。
・ガイナは株式会社日進産業が開発・製造する商品です。
・本製品に関する一切の責任は当社に帰属します。


ガイナにはこれまでに数万件の建物に施工した実績がございます。詳しい施工実績についてお知りになりたい方は、資料請求よりお気軽にお申込みください。
ペンキと呼ばれる従来の塗料は、住宅の美観確保と防水を目的としたものに過ぎませんでした。ただし寿命はそれほど長くなく、5〜10年程度で塗り替える必要がありました。
ガイナは従来の塗料とは異なり、中空バルーン状の特殊なセラミックを多く含むことにより、建物(屋根・外壁・内壁等)に塗ることで様々な効果を発揮いたします。
ここではそんなガイナの性能について、簡単にご説明いたします。

実は人間は周辺空気の温度だけではなく、周囲の壁や天井から放射される熱量も感じ取って暑い、寒いと感じています。そのため従来の住宅では冬、暖房を点けてから室内にいる人が暖かさを感じるには、暖房器具により部屋の空気が十分に温められていても冷たい壁が温まるまでは寒さを感じてしまいます。
ガイナを部屋の内側に塗った場合、塗膜が暖かい空気に触れるとごく短い時間で壁の表面温度が空気の温度と同程度にまで温まるため、中にいる人が寒さを感じなくなるまでの時間が短くなります。
また室内空気と建物の間での熱のやり取りがごく少量で済むため、電気代の削減にも貢献します。

逆に夏に冷房を点けたときも同様で、従来は涼しく感じるまでが長く、またその分電気代も高くなりがちでしたが、ガイナを室内に塗ることで涼しく感じるまでの時間が短くなり電気代も削減することが可能になります。運転時間が短いことから冷房の風が苦手という方にもお勧めです。
ガイナを構成するセラミックバルーンは、太陽光線に含まれる波長のうち、@高日射反射率:熱に変わりやすい可視光線〜近赤外線の領域を効率よく反射する性能を持っています。
反射できなかった太陽光線は吸収されて熱に変わりますが、ガイナは従来の建材より遥かに A高遠赤外線放射率:高い熱放射率を持っており、熱エネルギーのほとんどを外界に逃がします。
それでも残った熱エネルギーも、B低熱伝導率:周辺の空気にすぐに奪われますので、最終的に建物内部に侵入する熱量がごく僅かになるのです。
ガイナはこれらの性能を持つため、白色以外を塗装した場合でも多少汚れた状態でも効果はさほど損なわれずに済みます。

ただし一般の遮熱塗料のように遮熱の効果を持つだけでは、夏季はよくとも冬季も太陽光線を跳ね返してしまい、建物が温まらずに余計に暖房費用がかさんでしまいます。
ガイナにもそのようなデメリットはありますが、それを補う以上に室内から温められた建物が外の冷たい空気に熱を奪われないようにする効果があるため、冬季も省エネ効果が生まれるのです。
また外界との熱のやり取りが減るため、壁体内結露を軽減する効果も生まれます。
ガイナを構成するセラミックバルーンの構成比率は塗装前の状態で約6割、塗装後、乾燥した状態では約8割にもなります。また塗膜が乾燥する際にセラミックバルーンは塗膜の表面により集まるため、乾燥後の塗膜表面のほとんどがセラミックに覆われた状態となります。
このセラミックが物質を壊す紫外線に対してとても強いためガイナの塗膜の寿命は通常の塗料に比べて長く、15〜20年効果が持続します。
また壁体内結露が減らせるほか、建物が外界からの熱的影響によって膨張・伸縮することが減るため、躯体そのものの寿命を延ばす効果も期待できます。あるいは防水層のトップコートの代わりにガイナを塗れば防水層が紫外線によって侵されるのを防ぐことができるため、防水層の塗り替え年数を延ばすことも期待できます。
ガイナを構成するセラミックバルーンは中空の構造になっているため、また塗膜としても微弾性であるため、ガイナを塗った壁には通過する音を軽減する効果が生まれます。 実際の建物を用いた複数の実験によれば平均で約8dBの低減となり、これは音のエネルギーを約6分の1に抑えたことを意味します。
ガイナが塗られた室内では、塗膜から遠赤外線がよく放出されています。この遠赤外線が室内に漂う水蒸気を発熱させることでより分裂させ、微細なものにします。
その際に室内大気中に負の大気イオンが多く生成され(レナード効果)、正に帯電して空気中を浮遊していた臭い物質などを捕捉して浮遊を困難なものにします。その結果、空気中を浮遊している物質が少なくなり、人間がそれらを吸い込む量を減らすことに繋がります。
同様に、PM2.5などとして知られる微小粒子状物質の浮遊量も減らすことができます。
実験においては、開始1時間で約半分のPM2.5を約半分に減らすことができました。
またガイナの塗膜はまったく静電気を帯びませんので、浮遊している臭い物質などをほとんど吸着しません。適度な換気を行うことで部屋の空気を清浄に保つことができます。
ただし手で触れるなどして塗膜が汚れることはあります。その際は水もしくは中性洗剤を付けた布であまり強く擦らずに優しく拭いてください。
不燃認定を取得しておりますので安心してお使いいただくことが可能です
申し訳ないのですが、ガイナにもお客様のご要望に応えられない点がございます。
ガイナは球状のセラミックを多く含んでいるため、表面は平坦にならずに光沢(ツヤ)が出ません。
光沢を出すためにガイナの上に他の塗料を塗りますと、ガイナの効果が発揮されなくなりますのでご注意ください。

※上記画像はイメージです。
ガイナの基本色は白(N-95)です。そのためあまり濃い色を作成することができません。
目安としては日塗工(日本塗料工業会)の色番号でハイフン以降の数字が50番以上の色をご指定ください。
 参考:ペイントカラー検索システム
ただしブラウザ上で表示される色はパソコンの表示環境によって変化しますので、実際の色と異なって見えることがございます。出来る限り実際の色見本帳を用いて色をお決めになるようお願いいたします。

ガイナは光をよく反射する性質上、日の当たる状態では実際より明るく見えます。また前述のとおりツヤがなく凹凸があるため、見方によっては異なった色に見える場合もございます。
作成にあたりできる限り色を近付けるよう努力を重ねておりますが、あくまで近似色である旨はご承知置きください。

潟Cンターローカス社のカラーシミュレーションシステム「Color Expless」にガイナが登録されております。あくまで参考とはなりますが、ご自宅等にガイナを塗装した場合にどのように見えるのかをシミュレーションすることができます。
ガイナはJAXAの技術をお借りして作成しておりますので、その利用目的は平和利用に限定されたものとなります。そのためご注文者様のお名前から住所、使用目的等を確認させていただいたのちに製作に取り掛かりますので、ご注文をいただいてから製品をお届けするまでに1週間前後のお時間をいただいております。
※年末年始など注文が立て込む時期はより長い時間をいただくこともございます。
ご注文は余裕を持って入れていただきますよう、ご協力をお願い申し上げます。