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【ノン結露】は2層構造からなる結露対策に特化した製品です。基材との熱のやり取りをコントロールする下塗層と、結露した水分の保持および発熱性・発散性に優れた上塗層から成っています。
結露した水分を吸収するだけの従来の結露防止塗料とは異なり、高い水分発散性を活かして優れた結露防止性を発揮いたします。

室内で暖められた空気は多くの水分を含んでいます。
※石油機器を用いるとさらに多くの水分が含まれます。

この暖かい湿った空気が冷たい外気に通じる壁に触れて熱を奪われると含んでいられる水分の量が減り、含みきれなくなった水分が壁の表面等に現れてきます。この現象を結露と呼びます。

結露が生じると壁を構成する木材などが腐ったり、藻やカビなどが発生する温床となったりして建物に悪い影響を与えます。
一般の水分吸収塗膜は結露した水分を吸収するだけの性能であり、吸収量が限度を超えると水分が表面に溢れ出してしまいます。結露する水分量は変わらないため、結露した水分が垂れるのを遅らせる程度の効果しかございません。

ノン結露が塗られた壁ではまず下塗層が室内の暖かい空気から外の冷気への熱エネルギー流出量を減らし、結露の発生量を抑えます。
発生した結露は上塗層がいったん保水したあと、下塗層の遠赤外線放射を受けて発熱し、保持した水分を改めて室内に発散いたします。

よってノン結露の表面は若干湿った感じにはなりますが、通常の結露程度の水分量では水滴が発生することはありません。また壁体内結露もしにくくなるので建物に悪影響を及ぼしません。
>※なお水侵漬試験の結果より、上塗材の自重の50%以上の水分を吸収する事が可能であることが判っております。
屋外および床面における使用はできません。
結露が発生している状況では塗装できません。また塗装後も、塗膜が十分に乾燥するまでは結露が発生しないことが求められます。
ノン結露の塗膜は柔らかいため、硬いもので擦るなどすると塗膜が削れる恐れがあります。
ノン結露の上塗層は結露した水分を保水するため、オプション品の防カビ・抗菌剤を添加することをお勧めしております。
冷蔵倉庫に使用するなど、長時間に亘り内外温度差が続く場合はノン結露を塗っても結露が発生する可能性があります。
多数の色に対応可能なガイナとは異なり、ノン結露は8色のみとなります。
ノン結露シートは結露が生じる時期に、乾燥する時期を待たずに「塗装した場合に十分な効果が発揮されるのか」を確認するためのものです。効果をご確認いただいたのち、塗装が可能な時期に改めて塗装することになります。